2021年2月

根建晶寛ゼミの学生たち2チームが審査員特別賞を受賞しました


令和2年度「アカウンティングコンペティション」において、経済経営学類の根建晶寛ゼミの学生たち2チームが事例理論分野の審査員特別賞を受賞しました。アカウンティングコンペティションは、独自性、先行研究や雑誌記事等の丁寧な整理を行う論理性など社会人になってから必要な能力を養うことを目的とした会計学を中心とする全国的なプレゼンテーション大会です。今回は、全国から54チームの応募があった中で、ゼミ生2チームが受賞しました。

 

●受賞報告名:アパレル業界における余剰在庫削減戦略-アダストリアを通して-      

 受賞チーム名(メンバー)

根建ゼミナールチームB(藤原鷹広・弓座千春・伊藤未帆・松尾亮汰・佐藤壮太・

            佐藤匠・杉本遥・竹田怜太郎) 

 

●受賞報告名:コロワイドのM&A戦略

 受賞チーム名(メンバー)

根建ゼミナールチームC (佐藤雄汰・今野桃花・澁谷紘瀬・遠藤快海・河野隼大・

菅ノ澤愛梨)

 

●関連サイト: アカコン受賞チーム一覧 | Accounting Competition in 2020 (accocom.com)

 

今回、受賞した発表概要は以下のとおり。

 チームBのメンバーは、アパレル業界における余剰在庫削減戦略について、アダストリアという独自性のある企業を用いた事例研究を行った。アダストリアの有価証券報告書とアパレル業界の構造及び生産や企画、技術革新に関する先行研究を丁寧に整理し、同社の棚卸資産回転率が高い水準を保持している原因を探っている。研究対象が1社のみであることは今後の課題であるものの、有価証券報告書や雑誌記事を用いても読み取りにくい内容を学生たちの柔らかい発想を通して、商品企画からお客様に届けられるまでの経路を説明している点が大会から一定の評価を受けた要因と予想される

 他方、チームCのメンバーは、昨今、日本経済新聞でも話題となったコロワイドのM&A戦略について事例研究を行った。同社は過去にも多くのM&A戦略を行っている代表的な企業である。国際会計基準を採用している同社は、M&A時に発生するのれんの金額が高く、結果として事業の継続的な成長を維持できない場合、減損リスクが発生する。チームCの受賞要因は、減損発生の1年~2年前にどのような財務指標に減損の予兆があるか、1社の事例研究ではあるが、可能性の一端を示したことであると予想される。 

根建晶寛ゼミの学生たちが努力賞を受賞しました


令和2年度「学生ビジネスプランコンテスト」において、経済経営学類の根建晶寛ゼミの学生たちが努力賞を受賞しました。学生ビジネスプランコンテストは、一般財団法人サポートセンターの創造性涵養助成事業として「創造性や意欲に溢れ、自分で考え自分で行動できる学生を一人でも多く育てる」ことを目的としています。今回は、全国から160件を超える応募に対して25件の受賞があり、本学の根建ゼミの学生たちは4度目の受賞となりました。

 

●受賞プラン名:日本中のビジネスに日本中の人が協力できる場所「ビジクル」

●受賞者:加藤望朔、岡村留伊、佐々木泰良、藤原鷹広、伊藤未帆、弓座千春

●関連URL: www.gakusei-sc.or.jp/news/000175.html 

 

今回、受賞したビジネスプランの目的・概要は以下のとおり。

 

日本中のビジネスに日本中の人が協力できる場所「ビジクル」 

私たちが提案するのは「ビジネスプランニング&ビジネスマッチングサイト(アプリ)」です。起業には事業内容を考える・仲間を集める・市場を分析するといったことが必要で、そもそも今日では新規ビジネスを生み出すこと自体が難しいとされています。当ビジネスではオンライン上でビジネスを発案したり、協力者を募ったりすることが可能です。また、起業したとしても継続が困難となり倒産してしまう中小企業が多いので、事業継続に関わる不安を解消するために既存企業とのマッチング支援も行います。これにより長期的に見て優良中小企業の増加とそれに伴う競争の加速が起こり、ビジネスの高付加価値化が促進され、日本の労働生産性の向上につながるのではないかと考えました。