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経済経営学類生にとって共通の学術基礎となるリテラシー科目を再編しました。必修科目(リテラシーA)にはデータ・サイエンス時代を見据えて「入門統計学」を加えました。選択必修科目(リテラシーB)には「多文化理解」と「地域と経済」を加え、大学生活の早い段階から、世界と地域を〈両利き〉で捉えるグローカルな視点に触れます。
2年次後期から所属する専門分野として、これまでの3専攻を2つの「コース」へ再編しました。これにより経済学と経営学をより横断的・多角的に学べるようになります。その上で、効果的な履修の道標となる4つの「モデル」を設定しています。
今日的な課題解決能力を高めるために、フィールドスタディや能動的な学びの場を多数用意しました。後述のコース横断プログラムをご参照ください。
昨今「働き方改革」やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の重要性が叫ばれています。将来のために夢と「武器」をもつことは大切ですが、長い人生で自分と自分の周りのひとびとを守りながら働き暮らしていくためには、夢と「武器」だけでは足りません。経済経営学類には、多角的で現実的な内容をもった「キャリア形成論」をはじめ、労働制度や社会保障についての科目を通じて、身を守ることも学んでもらう用意があります。他方で人材マネジメントに関する科目から経営の考え方を学術的に知ることもできます。わたしたちは学問の世界から学生の皆さんに伴走する存在でありたいと思っています。社会を生きるための「護身術」をいっしょに学びましょう。
経済経営学類の学生に、まずは必ず学んでおいてほしい基本的な科目が「リテラシー科目」。リテラシーAの7科目はすべて必修で、リテラシーBの9科目はそのうちの7科目を自分で選択して必修としています。入学から1年半の間に、順番に履修することになります。
リテラシーA|入門マクロ経済学、入門政治経済学、入門経営学、簿記概論Ⅰ
リテラシーA|入門ミクロ経済学、簿記概論Ⅱ
リテラシーB|歴史と経済、多文化理解、基礎経営学Ⅰ
リテラシーA|入門統計学
リテラシーB|ミクロ経済学Ⅰ、マクロ経済学Ⅰ、世界経済論Ⅰ、地域と経済、基礎経営学Ⅱ、入門会計学
これまでの経済分析専攻と国際地域経済専攻を、ひとつの「経済学コース」へと統合しました。経済社会の課題、歴史と現在と未来を考えるために、各教員がこれまで以上に密接に協力し合って研究と教育を進めます。学生のみなさんにとっても、科目が選びやすくなり、経済社会をより多角的に理解することにつながります。
ミクロ経済学|ミクロ経済学Ⅱ、経済数学、応用経済分析、国際経済学
マクロ経済学・金融経済|マクロ経済学Ⅱ、入門金融論、国際金融論
公共経済|経済政策、公共経済学、財政学、環境経済学、社会政策、労働経済、産業組織と規制の経済学
地域経済|地域政策論、地域経済論、地方財政論、交通政策論、地域金融論(東邦銀行連携)、日本経済論
グローバル経済|社会開発論、開発経済学、世界経済論Ⅱ、アメリカ経済論、欧州経済論、アジア経済論
経済史・経済思想|日本経済史、比較経済史、経済学史、社会思想史、政治経済学
経営学関連|財務管理論、現代ファイナンス、国際経営論
「物価が下がってきている」「株価が上昇している」「人手不足が深刻になりつつある」といった経済事象について、その背景にある要因を探ったり、適切な対応方法を選択したりするためには、経済理論の理解が不可欠です。これまでに積み重ねられてきた経済理論をその歴史的な経緯も含めて体系的に理解し、現実の経済問題に適応することができる人材の育成を目指します。
Think Globally, Act Locally. グローバリゼーションが 進む 現 代 では 、地域で活躍する場合でも、世界的規模で考え、分析することが必要です。国際経済学などグローバルな視野に立った経済学・経営学をはじめ、欧米やアジア地域を対象とした科目を学んだうえで、グ ロ ー バ ル・エ キ ス パ ート・プ ロ グ ラ ム で実践的語学力を身につけることで、グローバル人材育成を目指します。
経営学コースでは、非営利組織(自治体、NPOなど)を含め、より幅広い視野で経営現象を捉えます。とりわけ、地域経済と経営、会計とファイナンス(金融)について、基礎を修めながら垣根を超えて学びます。
戦略・組織|経営戦略論、経営組織論、組織行動論、人的資源管理論、国際経営論
マーケティング|マーケティング論、消費者行動論
地域ビジネス|地域企業経営論、地域金融論(東邦銀行連携)
ファイナンス|財務管理論、現代ファイナンス、経営情報分析、証券市場論(野村證券連携)
簿記|中級簿記、上級簿記
管理会計|原価計算Ⅰ・Ⅱ、管理会計、コスト・マネジメント
財務会計|財務諸表論Ⅰ・Ⅱ、財務諸表監査(公認会計士協会東北会福島県会連携)
租税法|租税法概論(東北税理士会福島支部連携)、租税法Ⅰ・Ⅱ
経済学関連|ミクロ経済学Ⅱ、マクロ経済学Ⅱ、入門金融論、経済政策、社会政策、労働経済、産業組織と規制の経済学、地域政策論、地域経済論、交通政策論
少子高齢化や人口減少は現在の日本社会全体が抱える課題ですが、とりわけそれが著しいのが地方都市です。そこで地域経営モデルでは、いわば「課題先進地域」といえる地方都市をフィールドに、経営分野と地域経済分野について重点的に学びます。これによって、マネジメントと地域振興の視点を併せ持った人材の育成を目指します。
企業活動の結果を分析し、将来に向 けて適切な経営意思決定を行うためには、会計情報を活用する知識の習得が不可欠です。会計ファイナンスモデルでは、外部報告のための財務会計、 経営管理のための管理会計、財務管理のためのファイナンス手法を体系的に学習し、会計数値を経営行動に活用できる人材の育成を目指します。
様々な意思決定の場において、経験にもとづく判断のみでは対応できない状況が生じています。そこで、必要となるのがデータにもとづく判断です。まずは、課題を正しく把握した上で、その課題の解決に向けた計画を立てる必要があります。計画の中では、適切な調査のやり方、収集するデータの種類などについて丁寧に確認してくことが要求されます。調査の実施後、集まったデータを適切に処理し、そこから具体的な解決方法を見つけていきます。このようなデータにもとづく意思決定を行うための方法を習得するために、調査設計方法とデータ分析方法の2種類の領域について様々な科目を開講しています。また、それらの科目の中では、データの処理に不可欠となるコンピュータによる処理方法についても学んでいきます。
主な科目
調査設計方法|調査法Ⅰ(質問紙)、調査法Ⅱ(フィールド)
データ分析方法|統計学概論、計量経済学、卒論のための統計分析、産業連関分析
企業や業界団体など、様々な外部組織と提携した実践的な科目を多数揃えています。演習形式のコーオプ演習と講義形式の連携講義があります。コーオプとは「cooperative(協同の)」のことで、外部組織と大学が協同運営する新しい演習形態です。短期のインターンシップでは得られない、実践的な課題解決を体験することができます。連携先は、民間企業、自治体、NPOなど様々です。一方、連携講義は、連携先の外部組織が講義を担当するもので、現実のケースを通じて専門的な内容を学ぶことができます。
主な科目
コーオプ演習|アクセンチュア(コンサルティング会社)、自治体、NPOなど
連携講義|租税法概論(東北税理士会)、地域金融論(東邦銀行)、証券市場論(野村證券)、財務諸表監査(公認会計士協会東北会福島県会)
グローバルEPには、学生が海外に飛び立てる、また福島で外国人留学生と交流できる特色ある授業があります。少人数の英語ゼミに所属し、英語で発表する、議論するなど、実践的な英語力を磨いていきます。また日本語、英語とともに、欧州評議会が提案している複言語主義に基づき、英語以外の外国語を学修し、三言語の運用能力の向上を目指します。身につけた語学力を武器に、留学、海外調査、海外インターンシップなど様々な異文化体験を積むことができます。
主な科目 ※NS:Native Speaker(母語話者)の略
国際関係論、国際公共政策論、比較社会論
言語コミュニケーション論、日英比較言語論、英語圏文化スタディーズ、ヨーロッパ文化スタディーズ、アジア文化スタディーズ
海外調査(欧米)Ⅰ・Ⅱ 〈海外訪問あり〉
海外調査(アジア)Ⅰ・Ⅱ〈海外訪問あり〉
Japan Study Program Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 〈NS担当、福島での国際交流あり〉
Work Experience AbroadⅠ・Ⅱ〈NS担当、海外インターンシップあり〉
実践ドイツ語演習Ⅰ・Ⅱ〈NS担当、海外訪問あり〉
実践ロシア語演習Ⅰ・Ⅱ〈NS担当、海外訪問あり〉
実践中国語演習
実践韓国朝鮮語演習
アドバンスト英語演習
アドバンスト外国語演習(ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、韓国朝鮮語)