カリキュラムのご案内

2019年度入学以降

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カリキュラムのポイント

今日的な課題も見据えた骨太のリテラシー科目。

経済経営学類生にとって共通の学術基礎となるリテラシー科目を再編しました。必修科目(リテラシーA)にはデータ・サイエンス時代を見据えて「入門統計学」を加えました。選択必修科目(リテラシーB)には「多文化理解」と「地域と経済」を加え、大学生活の早い段階から、世界と地域を〈両利き〉で捉えるグローカルな視点に触れます。

垣根を超える、コース/モデル制。

2年次後期から所属する専門分野として、これまでの3専攻を2つの「コース」へ再編しました。これにより経済学と経営学をより横断的・多角的に学べるようになります。その上で、効果的な履修の道標となる4つの「モデル」を設定しています。

フィールドで学ぶ。アクティブに学ぶ。

今日的な課題解決能力を高めるために、フィールドスタディや能動的な学びの場を多数用意しました。後述のコース横断プログラムをご参照ください。

経済経営だからこそ学べる、これからの「働き方と暮らし方」。

昨今「働き方改革」やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の重要性が叫ばれています。将来のために夢と「武器」をもつことは大切ですが、長い人生で自分と自分の周りのひとびとを守りながら働き暮らしていくためには、夢と「武器」だけでは足りません。経済経営学類には、多角的で現実的な内容をもった「キャリア形成論」をはじめ、労働制度や社会保障についての科目を通じて、身を守ることも学んでもらう用意があります。他方で人材マネジメントに関する科目から経営の考え方を学術的に知ることもできます。わたしたちは学問の世界から学生の皆さんに伴走する存在でありたいと思っています。社会を生きるための「護身術」をいっしょに学びましょう。

リテラシー科目

経済経営学類の学生に、まずは必ず学んでおいてほしい基本的な科目が「リテラシー科目」。リテラシーAの7科目はすべて必修で、リテラシーBの9科目はそのうちの7科目を自分で選択して必修としています。入学から1年半の間に、順番に履修することになります。

1年次前期

1年次後期

2年次前期

経済学コース

これまでの経済分析専攻と国際地域経済専攻を、ひとつの「経済学コース」へと統合しました。経済社会の課題、歴史と現在と未来を考えるために、各教員がこれまで以上に密接に協力し合って研究と教育を進めます。学生のみなさんにとっても、科目が選びやすくなり、経済社会をより多角的に理解することにつながります。

経済学コースの主な科目

経済理論モデル

「物価が下がってきている」「株価が上昇している」「人手不足が深刻になりつつある」といった経済事象について、その背景にある要因を探ったり、適切な対応方法を選択したりするためには、経済理論の理解が不可欠です。これまでに積み重ねられてきた経済理論をその歴史的な経緯も含めて体系的に理解し、現実の経済問題に適応することができる人材の育成を目指します。

グローバル経済モデル

Think Globally, Act Locally.   グローバリゼーションが 進む 現 代 では 、地域で活躍する場合でも、世界的規模で考え、分析することが必要です。国際経済学などグローバルな視野に立った経済学・経営学をはじめ、欧米やアジア地域を対象とした科目を学んだうえで、グ ロ ー バ ル・エ キ ス パ ート・プ ロ グ ラ ム で実践的語学力を身につけることで、グローバル人材育成を目指します。 

経営学コース

経営学コースでは、非営利組織(自治体、NPOなど)を含め、より幅広い視野で経営現象を捉えます。とりわけ、地域経済と経営、会計とファイナンス(金融)について、基礎を修めながら垣根を超えて学びます。

経営学コースの主な科目

地域経営モデル

少子高齢化や人口減少は現在の日本社会全体が抱える課題ですが、とりわけそれが著しいのが地方都市です。そこで地域経営モデルでは、いわば「課題先進地域」といえる地方都市をフィールドに、経営分野と地域経済分野について重点的に学びます。これによって、マネジメントと地域振興の視点を併せ持った人材の育成を目指します。

会計ファイナンス モデル 

企業活動の結果を分析し、将来に向 けて適切な経営意思決定を行うためには、会計情報を活用する知識の習得が不可欠です。会計ファイナンスモデルでは、外部報告のための財務会計、 経営管理のための管理会計、財務管理のためのファイナンス手法を体系的に学習し、会計数値を経営行動に活用できる人材の育成を目指します。 

コース横断プログラム

調査・分析スキルズ

様々な意思決定の場において、経験にもとづく判断のみでは対応できない状況が生じています。そこで、必要となるのがデータにもとづく判断です。まずは、課題を正しく把握した上で、その課題の解決に向けた計画を立てる必要があります。計画の中では、適切な調査のやり方、収集するデータの種類などについて丁寧に確認してくことが要求されます。調査の実施後、集まったデータを適切に処理し、そこから具体的な解決方法を見つけていきます。このようなデータにもとづく意思決定を行うための方法を習得するために、調査設計方法データ分析方法の2種類の領域について様々な科目を開講しています。また、それらの科目の中では、データの処理に不可欠となるコンピュータによる処理方法についても学んでいきます。

主な科目

コーオプ演習 / 連携講義

企業や業界団体など、様々な外部組織と提携した実践的な科目を多数揃えています。演習形式のコーオプ演習と講義形式の連携講義があります。コーオプとは「cooperative(協同の)」のことで、外部組織と大学が協同運営する新しい演習形態です。短期のインターンシップでは得られない、実践的な課題解決を体験することができます。連携先は、民間企業、自治体、NPOなど様々です。一方、連携講義は、連携先の外部組織が講義を担当するもので、現実のケースを通じて専門的な内容を学ぶことができます。

主な科目

グローバルEP(エキスパート・プログラム)

グローバルEPには、学生が海外に飛び立てる、また福島で外国人留学生と交流できる特色ある授業があります。少人数の英語ゼミに所属し、英語で発表する、議論するなど、実践的な英語力を磨いていきます。また日本語、英語とともに、欧州評議会が提案している複言語主義に基づき、英語以外の外国語を学修し、三言語の運用能力の向上を目指します。身につけた語学力を武器に、留学、海外調査、海外インターンシップなど様々な異文化体験を積むことができます。

主な科目 ※NS:Native Speaker(母語話者)の略