2017年9月19日火曜日

則藤 孝志(准教授)新任教員あいさつ:地域経営という新しい学問分野を学生たちと切り拓く

※福島大学経済経営学類後援会会報  第54号(2017年7月28日発行) 転載記事

 はじめまして、則藤孝志と申します。この春より、経済経営学類の企業経営専攻の仲間に加わりました。福島大学に赴任したのは2013年9月です。当時、大学院経済学研究科に新設された地域産業復興プログラム(ふくしま未来食・農教育プログラム)の特任教員として京都から参りました。これまで県内の若手農業者や行政職員、農協職員など食と農の産業復興に携わる社会人大学院生たちと一緒に、地域の現場に入って農業再生や地域づくりについて勉強と調査・研究を続けてきました。この3年半の間で学んだこと、悩んだこと、築いたネットワーク、これらの経験を徹底的に活かして、これからの研究・教育に精進して参ります。



 研究の専門は、フードシステム論と地域経営論です。フードシステムとは食料の生産から消費に至るプロセスの仕組みを捉える概念です。このフードシステムを構成する農業と食品産業(食品製造業、食品流通業、外食・中食産業)は、地域経済を支える重要な産業群です。そこに観光業や医療・福祉部門、教育部門も加わって、商売と交流でにぎわう地域経済をいかにして築いていくか、それをどうマネジメント(地域経営)していくか、これが私の大きな研究テーマです。この面白さ、大切さ、難しさを授業やゼミを通して学生たちにしっかり伝えていきたいと思っております。

 この春からさっそく1年生(教養演習)と3年生(専門演習)のゼミを担当しています。1年生の教養演習では「大学での学びをぐっと面白く!」をテーマに、KJ法やワールド・カフェといったワークショップを行いながら、私たちの地域や食をめぐる問題とそれを解決するアイデアを主体的に考え、議論し、まとめ、発表する力を身につけています。

 専門演習のゼミは、3年生11名(2年生は後期に11名加入予定)で構成され、地域経営をテーマにしています。「現場から理論を構築しよう!」をモットーに、今年度は猪苗代町をフィールドにして現地の地域づくり青年組織(NPO法人・猪苗代研究所)と協働で食と農で地域を盛り上げるプロジェクトを進めています。地域・現場に立脚した地域経営の理論構築を学生たちとめざし、成果を広く発信していきたいと考えております。そのなかで学生たちはさまざまな人と出会い、成功や失敗を経験し、それを今後の人生の糧にしてほしいと願っています。そのような想いで教育に従事しています。

 なお、2019年4月の開学を予定している食農学類(仮称)の設置準備を担う委員も兼務しております。こちらのほうもどうぞよろしくお願いいたします。

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