2017年2月15日水曜日

ゼミ活動報告:「ミャンマーへのフィールドワークを終えて」(佐野孝治ゼミ)

※福島大学経済経営学類後援会会報  53号(2017.1/27発行) 転載記事

ゼミ活動報告

ミャンマーへのフィールドワークを終えて

国際地域経済専攻 佐野孝治ゼミ3年 前川 未歩    

私達佐野ゼミナールは9月23日から10月2日の10日間、ミャンマーでフィールドワークを行った。ミャンマーは、近年民主化の流れの中著しい経済発展を遂げており、世界の注目を浴びている国だ。今回はその発展の様子を肌で感じると共に、日本のNGO団体や企業、大学を訪問し、そのあり方について考えを深めてきた。

私達が日本企業として訪問したのは、アパレル企業Honeysだ。Honeysは生産拠点としてのミャンマーの可能性にいち早く目をつけた企業の1つである。事前に国内の本社を訪れ聞いたお話をふまえ、現地の工場訪問に臨んだ。広い工場の中は立っているだけで汗がにじんでくるほど暑く、大量のミシンが隙間なく並んでいる様子には圧倒された。約2500名もいる従業員は、工程別に配置されている。普段何気なく着ている服が、民族衣装を纏ったミャンマー人の手によって1枚1枚形になっていく光景に、どこか不思議な感覚と感謝の気持ちを覚えた。

現地で10日間を過ごして改めて感じたのは、都市部の発展に伴う経済格差の広がりだ。車道で物乞いをしている幼い子ども達もいれば、大きなショッピングモールで外食を楽しむ家族もいる。今回訪問した3つのNGOも、まさに格差是正に向け教育や医療、技術開発の分野で、恵まれない地域・人々に対し支援を行っている。3つの団体に共通していたのは、現地の人々・政府との信頼関係を大切にしていること。ADRAの方の「上から目線の支援はしたくない。現地の人達の意向に寄り添って手助けをするのがNGOの役目」という言葉が印象に残る。国の発展・民主化により支援の形も少しずつ変化することが予想されるが、その根本にある姿勢は守っていくべきである。


「ミャンマーは親日で温厚な国」という話は以前から聞いていたが、行く先々で出会う人々の優しさ、そして「いつか日本に行きたい」と言う子ども達の笑顔に触れ、改めてミャンマーの温かさを感じた。10日間の学びをこれからの研究に活かしていくと共に、ミャンマーのさらなる発展とお世話になった全ての方々のご活躍に期待したい。

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