2014年9月30日火曜日

渡邉 万里子(講師)新任教員あいさつ:福島と福島大学、個性豊かな学生たち

※後援会報  第48号(2014.8/1発行) 転載記事

渡邉 万里子(講師)

今春、福島大学に着任した渡邉万里子と申します。どうぞ宜しくお願いします。専門は、組織論、組織行動論をベースとした多国籍企業組織のマネジメントです。あまり馴染みの無い学問分野かもしれませんが、企業はどのようなロジックで海外市場に進出するのか、本国とは異なる制度に直面する海外子会社ではどのように現地人従業員をマネジメントし、新しい付加価値を生み出していくのかといった問題を問う学問です。後期から国際経営論の授業を担当します。

私は福島県のお隣の茨城県つくば市というところで生まれ育ちました。夏には、蛍やカブトムシがいっぱい取れる奇麗な田んぼや森がたくさんある場所です。福島はこれまでご縁のない土地だったのですが、雲がもくもく湧き出ている山や緑がキラキラした木々を目にすると、自分の故郷にいるようなほっこりした気分になります。ちょっと小耳にはさんだのですが、東北地方の夏は色々なお祭りで賑わうそうですね。私は根っからのお祭り好き人間なので、そういった東北の風物詩もこれからの福島生活で楽しみにしています。

そんな豊かな自然と文化の交差する場所にある福島大学の学生たちは、礼儀正しい、真摯、そして野性味がある若者といった印象です。教室では元気に挨拶してくれますし、授業の課題や演習にも一生懸命取り組んでくれます。そして、皆どこか素朴で素直。新しい知識を吸収するうえでとても重要な資質だと思います。この間も専門ゼミの面接で数人の学生にお会いしたのですが、皆びっくりするほど多様な個性と興味を持っていました。資格の取得に向けて勉強を頑張っている学生、バイクで東北縦断した学生、電気回路に強い学生、お笑いを追求している学生。。。福島大学の学生は大人しいというイメージで括るのは大変危険ですね(笑)。新しいこと、面白いことに挑戦したくて、うずうずしている学生もたくさんいることに気がつきました。彼らにどのような挑戦の場を提供できるか、これからの私の課題です。

後期からは専門ゼミが始まります。福島には繊維産業や農業などの古い産業がありますが、技術革新やIT 導入によってイノベーションを起こし、海外のマーケットに参入する動きも見られます。地域の伝統産業や中小企業がどのような手法によって海外市場参入するのか、ローカルとグローバルをつなぐ「グローカル」企業の戦略について、ゼミ生たちと一緒に調査していきたいと考えています。