2014年8月28日木曜日

第24回飯塚毅賞受賞者:石井 裕貴さん

※同窓会報『信陵』No.85(2014.4/25発行)転載記事

石井 裕貴さん
論文
「インターネット時代における新聞調査報道の社会経済史的分析-真実と効率性のジレンマから新しい調査報道(LCI)へ
-」

この度は、飯塚毅賞を頂き、誠にありがとうございます。

私の研究は、ネット・情報社会における今後の新聞報道のあり方を比較社会経済史的に分析・考察したものです。現在「メディア不信」が蔓延する中、その原因・維持要因は単にSNS等が反メディア的姿勢を持っているだけではない、報道者側の「調査報道」の力が弱まっていることも原因ではないか、このような問題意識を始点に1970年代の米国に発する調査報道の歴史を追跡しながらその問題点を浮き彫りにし、「お金・時間・労力をかける」ことが困難な経済的条件下にあっても真実性を追求可能な報道方法を「LCI(Low Cost/Local Community Investigation)」として提唱するに至りました。

執筆にあたり、森良次先生(広島大)、石井聡先生(近畿大)、小坪遊先輩(朝日新聞)、福島民友の先輩方、ゼミの仲間、両親、そしてご多忙の中、研究・進路指導等幅広いご指導を頂いた菊池智裕先生の存在ははかり知れません。この場を借りて深く感謝の意を表します。