2014年4月24日木曜日

大学院経済学研究科 郡山教室:「ダイバーシティ・マネジメント」(平澤賢一・会津短期大学部教授)開講

4月12日、大学院経済学研究科郡山教室の平成26(2014)年度の第一陣として、「ダイバーシティ・マネジメント」(講師:平澤賢一会津短期大学部教授)がスタートしました。


提供:郡山教室

初日は、まず、平澤先生から経営学研究の現状(特にビジネスにとっての経営学、被災後の経営学)についてのお話があり、それを受けて、受講生一人ひとりから(※社会人院生と社会人科目等履修生)自身が関わる組織でのダイバーシティの現状と今後の方向性について、自己紹介を兼ねての報告となりました。ワークライフバランスとしてのダイバーシティ、CSRとしてのダイバーシティ、女性活用策としてのダイバーシティ、女性や高齢者を雇用せざるを得ない現状、などの報告がありました。

また、授業半ばでは、緊張をほぐす意味を兼ねて簡単なゲーム(遭難した際にもっとも必要なアイテムを5つ選択する)も実施されました。ゲーム後に「せっかくの正解を思い込みや了見の狭さから握りつぶしてしまうことはなかったか」「自分の意見をわかりやすく伝える努力をしたか」などが問いかけられ、異質=排除という短絡的思考の危うさ、多様な考え方を受け入れ自分の経験や考えと照合してみる大切さなど、「ダイバーシテイ」にも通じるコミュニケーション術を感じとったようでした。

授業の後半では、「ダイバーシティ・マネジメント」について、これまでに平澤先生が産業界等と関わってこられた事例、また最近の動向についての資料や動画での案内がありました。そして先生からいくつかの見解と問題提起がなされました。

次回以降は、「先生からの講義+受講生からの報告・ディスカッション」というスタイルとなります。報告やディスカッションが、単純な事例発表や感想に終始することのないよう、
  • 日本企業にとってダイバーシティ・マネジメントは(本当に)喫緊の課題なのか。
  • 「ダイバーシティ・マネジメント」とは称さなくとも、これと同じ理念(or 戦略)を踏まえたマネジメントが日本企業にはある(あった)のではないのか。
  • ダイバーシティとは「適材適所」の応用といえないか。
  • 同業他社が取り組み始めたから自社も取り組むといった、護送船団方式の発想で取り組もうという実態はないのか。
  • ダイバーシティに取組む他社事例は自社にとって(本当に)参考となるのか。
  • 大企業と中小企業、また、業界によって取り組みの狙い・背景が異なるのではないのか。 
等の視座が与えられました。


提供:郡山教室(ダイバーシティ・マネジメント)
受講生は、平澤先生の講義により「ダイバーシティ・マネジメント」の学説や最新動向についての学びを深め、講義を受けてのテーマ(ex.女性雇用と障がい者雇用、グローバル化とダイバーシティ等)に基づいた企業事例の報告とディスカッションを重ねあげ、最終講義日には個別具体的テーマによるプレゼンテーションを実施。「ダイバーシテイ・マネジメント」の意義とその本質、直面する課題と方向性についてまとめあげます。全5回(1回3コマの集中講義・2単位)




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郡山教室(郡山市駅前1-14-1 増子駅前ビル5F ※JR郡山駅から徒歩約5分)は、福島大学とゼビオ株式会社との産業連携協力協定の一つとして2008年4月に開講しました。開講当初より、在職のままでも大学院の授業を受講しやすいように、土曜日を軸とした集中講義形式となっております。


(文責:吉田 佳世子)