2013年8月13日火曜日

平野 智久(講師)新任教員あいさつ:充実した環境で

※後援会報 第46号(2013.8/2発行) 転載記事

平野 智久(講師)

2012年10月に本学に着任いたしました,平野智久と申します。大学院在学中に専任教員として採用していただいたことに,福島大学経済経営学類教職員にたいして感謝申し上げるとともに,後援会の皆様にたいしても今後のご指導ご鞭撻をお願い申し上げる次第です。

金谷川キャンパスにもだいぶ慣れてきた今日この頃ですが,福島大学は図書館が充実しているな,といった印象を早くから受けました。これまでに本学で教鞭を執られた先生方が,一冊々々吟味しながら,図書館に所蔵させていった賜物と伺いました。わたくしは会計学(財務会計論)を研究領域としておりますが,会計学関連の書籍も豊富に揃えられ,われわれの研究はもちろんのこと,学生諸君にとっても日々の学習から卒業論文の執筆にまで大いに役立つものと感じております。わたくしも,このしきたりを受け継ぎ,充実した学習環境を維持するよう,努めてまいります。

2013年度は,1年次配当の「企業と簿記会計」および「教養演習」,2年次以降の「専門演習」,3年次の「財務諸表論」,および大学院の「財務諸表論特殊研究」を担当しております。

学類学生への講義では,講義終了後に「感想文」を提出してもらいますが,最近,その質が高くなってきたように感じております。たとえば,「財務諸表論Ⅱ」では,企業に纏わる種々の経済活動について,複数の仕訳処理(日常の取引を複式簿記の原理にもとづいて分解・記入すること)を提示します。ひとつは,いわゆる制度に則った仕訳,またひとつは教員が編んだ仕訳です。序盤の4月頃は単なる質問や感想にとどまるものがほとんどでしたが,6月に入ると,1)両者を丁寧に比較検討し纏める,2)学生自身が新たな仕訳を考えて示す,といった感想文が散見されるようになりました。そして,これまで「あたりまえのこと」と何も疑問に思わなかったことであっても実はそうでもない可能性があることがわかったのでこれから注意深く観察してみたい,といった感想文は,わたくしにとって何よりも嬉しいものでした。

講義をしながらも学生諸君の反応や感想文から学ばされることが数多くありますが,最近は,大学訪問の高校生を迎えての模擬講義を任される機会もふえてまいりました。大学教員としての仕事を少しずつ経験しながら,自身の研究も進め,その成果は講義や論文をとおして還元することをお約束し,擱筆させていただきます。