2012年6月13日水曜日

専門演習紹介:飯島充男ゼミ

※後援会報 第43号 (2012.1/27発行) 転載記事

加藤 愛実(飯島充男ゼミ生)

私達、飯島ゼミナール(以下、ゼミ)は『農業経済・地域経済』について勉強しているゼミです。活動は輪読を主とし、加えて地域農業を調査するフィールドワークも行っています。ゼミの雰囲気はとてもアットホーム。飯島先生の突然のおやじギャグにゼミ生の頭に「???」とはてなマークが出ることもしばしばです。(先生、失礼しました。)そんな中でも「やるときはやる」、「楽しむときはわいわい楽しく」というメリハリがきちんとあることがこのゼミの良いところだと思います。

では、普段の活動内容について詳しくご紹介します。主な活動である輪読は課題図書の担当範囲についてレポーターがレジュメを作成し、その内容について他のゼミ生が質問しあって理解を深めていく形で行っています。一言で「輪読」といっても奥が深いな…というのが私の個人的な感想です。レポーター側としては、どうしたらレジュメを分かりやすくできるか、どう説明したら皆に伝わるかと考えますし、レポーター以外も、いかに分かりやすく質問するか、自分の考えをまとめるかとすごく頭を使います。大学生活だけでなく、社会に出てからも役に立つ力を鍛えることができていると思います。

次に、今年度の調査活動についてご紹介します。本年度は、二本松市東和地区(旧東和町)において「原発事故が東和地区の農業に与えた影響」について調査しました。昨年度に東和地区の中山間地域農業について調査したため、昨年度の調査結果との比較をすることで「原発事故の農家への影響」・「風評被害の有無」などを探ろうというのが調査の目的です。今年度も昨年同様、道の駅とうわで理事長と新規就農者の方に、また個別に4名の地元農家の方にお話を伺いました。その結果、「原発事故の農家への影響」としては、収入に(調査した4戸の)平均で約200~250万円の減収がある、生産規模は比較的減少していない(生産しないと賠償金もでないため)、販売ルートは縮小している、ということが分かりました。「風評被害の有無」としては、消費者が買ってくれない、業者との取引の減少、贈答品として送りづらいこと、農業体験参加者の減少などから、「風評被害はある」という結論に至りました。しかしながら、調査することでマイナス面ばかりではなく東和地区の頑張りも見えてきました。作ることをあきらめない姿勢や、独自での放射線量測定、新規就農者の誘致など、前向きに農業をしている姿が印象的でした。この他にも、調査から様々なことを知ることができたので、12月の合同ゼミ発表会に向け、調査結果をまとめている最中です。

このように、たくさんの経験ができる飯島ゼミに是非多くの学生に入ってほしい!!と言いたいところなのですが、実は残念なことに私たちの後輩(現2年生)の代が飯島ゼミ最後の代なのです。飯島先生と過ごせる時間もあと少しなので、悔いのないよう飯島ゼミ生として先生から農業のことから人生のいろはまで学びたいと思います。先生よろしくお願いします!


写真:サークルオリエンテーション(2012.4.11)