2012年5月30日水曜日

伊藤 宏(教授):最近の就職事情について

 ※同窓会報『信陵 』 No.81 (2012.4/6発行) 転載記事

伊藤 宏(就職支援担当教授)



平成23年度卒業の経済経営学類生の就職率については、最終の集計がまだ固まっていませんが、平成22年度と比較して若干悪くなっています。注目すべきは福島県内の事業所への就職が半減していることです。震災と原発事故が強く影響していると考えられます。求人については福島県内および県外ともに昨年度並みあるいはそれ以上です。震災需要もあり、求人状況は悪化しているわけではありません。例えば、昨年の末から今年の初めでも4年生を対象とした求人が毎日のように来ていました。未内定者に対して求人がないわけでなく、学生が必ずしも積極的に就職活動を継続していないことが内定率が上がらない原因のーつとなっていると考えられます。

震災と原発事故が様々な意味で学生の就職活動に影響を与えています。しかし、このような時期だからこそ、大学としては積極的に就職支援をする必要性があります。大学の就職支援室では、既卒者の就職支援だけでなく、就職活動の交通費の補助・年間40回に及ぶガイダンス・キャリアカウンセラーによるカウンセリング・4年生の未内定者向けの秋の合同企業説明会の開催など、できる限りの就職支援を行っています。問題はこのような大学側の支援にアクセスすることなく、自分の殻に閉じこもって独りよがりの就職活動(就職活動の休止)をする学生の存在です。

私は常々学生に「ピンチはチャンスだ!Jと言っています。福島大学の学生にとって今の状況は決して不利ではないです。福島大学の学生だからこそ相手に伝えられることがたくさんあるはずです。常に前向きな姿勢で就職活動をして欲しいと思います。

今年の4年生の就職状況についてですが、ご存じのとおりこの学年の学生の就職活動のスタートがこれまでより2カ月遅くなりました。しかし、企業の採用活動のスケジュールは前年度とほとんど同じで、就職活動の早期化・長期化の改善には必ずしも繋がっていないと考えられます。就職活動時期の適正化が望まれます。

就職活動に必要なのは、意欲・積極性・能力・志です。知識だけあっても前向きさや元気がなければ就職活動は苦労します。自分自身を奮い立たせ、夢に向かって突き進むという前向きな姿勢が今の学生に最も必要なことです。(※ 転載記事おわり)




<コラム>************************


写真は、経済経営学類の経済分析同好会が、経済学検定試験 第16回大学対抗戦で第3位になったことに伴う、学長賞の表彰状です。(2012年4月 沼田准教授 撮影)


提供:沼田大輔准教授(学長賞表彰状)



写真は、経済経営学類の経済分析同好会が、経済学検定試験 第16回大学対抗戦で第3位になったことに伴う、学長賞のメダルです。(2012年4月 沼田准教授 撮影)


提供:沼田大輔准教授(学長賞メダル)