信陵 (福島大学経済経営学類信陵同窓会発行) No.79 (2011年4月6日発行)に掲載されている、2010年度(平成22年度) 第21回 飯塚賞受賞者の挨拶を転載します。
飯塚賞とは、TKC全国会会長などを歴任され、中央大学から1988年に法学博士称号を贈られた記念として信陵同窓会に多額の寄付をされた飯塚毅氏の栄誉を永く記念するもので、4年間の学生生活の集大成である卒業論文の中から優秀なものを執筆した学生を、毎年卒業祝賀会で、信陵同窓会から表彰して頂いています。2010年度(平成22年度)も、卒業祝賀会において、2名を飯塚賞受賞者として表彰しました。飯塚賞の受賞者は、飯塚毅賞表彰委員会において、福島大学経済学会から厳選の上推薦された候補について、研究成果だけでなく、人物において他の範となる学生かについても考慮して決定されています。
2010年度(平成22年度)の本学類の飯塚賞受賞者と受賞者の卒業論文の概要をご覧ください。
※同窓会報『信陵』 No.79 (2011.4/6発行)転載記事
小野 真太 君
論文
「福島大学における弁当容器の回収に対するデポジット制度導入の検討 -限界返却費用曲線の試算と余剰分析-」
この度、栄誉ある飯塚賞を受賞することができ、非常に光栄に思っております。
私の論文は、ゼミで取り組んできた、福島大学での弁当容器リサイクルの取り組みに関するものであり、大学での学業の集大成であるとともに、ゼミ活動の集大成でもあります。
今回の研究では、リサイクル促進にデポジット制度を導入する場合に、どれほどの経済損失が発生するのかを分析しました。ミクロ経済学や統計学、数理経済学などのツールを用い、一ヶ月あたりの経済損失の大きさを算出することができました。4年間学習してきたものを応用し、成果を残すことができたことから、とても達成感がありました。
論文の執筆にあたり、多くの方のご尽力をいただきました。担当教官の沼田先生を始め、経済経営学類の先生方、ゼミの方々、果ては他学類の方々からもご協力をいただきました。この場を借りて深く御礼を申し上げます。
以上
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提供:沼田大輔准教授 |
写真は、2011年3月24日にウェディングエルティで行われた「平成22年度卒業生を励ます会」の次第と、小野君の受賞の様子です。(2011年3月24日 沼田大輔准教授 撮影)