2012年2月13日月曜日

放射線量対策・被災学生支援の取り組みについて

※後援会報  第43号 (2012.1/27発行) 転載記事

真田 哲也(経済経営学類長)

前号の後援会報(8月)で、大学構内のグランドなどの除染が手付かずの状態にあることをお伝えしました。大学はその後文科省に対して再三再四、除染措置のための予算要求をして参りましたが、結果的に本年度三次補正予算でそのための予算要求措置がとられませんでした。そこで止むを得ず大学として自力で構内の除染計画を策定しました。

 
大学の敷地は広大で、サッカー・ラグビー場、野球場、陸上競技場、テニスコート、弓道場、馬場、広場などがありそれら全体で約1億数千万円の除染費用がかかると推定されます。これらの敷地を3区分して来年度にわたって順次除染を進めていく計画です。現在(12月)サッカー場などの表土除去を進めております。2月から陸上競技場などの表土除去を行い、2月末からは中央広場の除染を進める計画であります。そして、長期的な目標として大学構内における被曝線量を年間1ミリシーベルト以下とすることとし、当面、来年度4月までに、屋外生活域の放射線量率を毎時1.0マイクロシーベルト以下にする目標で取り組んでいます。また、学生の多くが居住する福島市では今後2年間で市民の日常生活の場の空間放射線量を毎時1.0マイクロシーベルト以下にする除染計画を進めています。

今回の原発震災によって、大学全体で210名、経済経営学類では43名の学生が、家族の被災や原発事故で避難を余儀なくされるなど、厳しい就学条件のもとにあります。これらの学生に対しては、義援金支給の他、授業料減免などの支援措置をとってきました。平成24年度予算についてはなお確定しておりませんが、大学としては来年度も引き続き被災学生に対する授業料などの減免を行うことを独自に決定しました。今夏の会津での洪水被害なども念頭において「激甚災害」に指定された地域の被災学生も新たな対象として含まれます。詳細は大学のHP、学生課免除担当へお問い合わせください。

今後とも被災学生の支援、就学環境改善のための除染など最大限の努力続けていくつもりです。お気付きの点があれば大学本部・経済経営学類支援室までお問い合わせください。
(※転載記事おわり)

提供:写真部(2011.12 サッカー場・ラグビー場の除染)


















<コラム>
提供:写真部
写真は、2012年2月8日に、福島大学の最寄り駅である、JR金谷川駅前で行われた、JAPAN ALL STUDENT PROJECT (JASP)(http://watalucky.com/jasp/)による、日本をたすきリレーでつなぐプロジェクト(http://watalucky.com/jasp/tasuki.html)の出発式の様子です。
写真に写っている車は、このたすきリレーのサポートで走る車です。なお、このプロジェクトには、本学類の学生も関わっています。(顔写真の掲載については了承を頂いています)

提供:写真部