2011年9月5日月曜日

宇津木 えり氏講演会「今まで頑張ってきたわたし。これからも頑張るわたし。」が開催されました

上野山 達哉(准教授)

去る7月21日、ファッションデザイナーの宇津木えり氏をお招きして講演会が開催されました。本学類の必修科目「キャリアモデル学習」受講生を主要な対象としつつ、一般にも公開する形式は、5月に写真家の平間至氏をお招きしたセッション以来2度めになります。

講義の冒頭、まず、宇津木氏がデザイナーをつとめるファッションブランド「mercibeaucoup, (メルシーボークー)」の秋冬コレクションビデオが先駆けて公開されました。遊び心のあるさまざまな洋服やアイテムが紹介されました。こんなに見ていて(もちろんまた、着ても)楽しくなるようなデザインをするためには、仕事そのものが楽しくなければなりません。前半は、宇津木氏が仕事を楽しくするため、いかに貪欲にいろいろな試みをされているか、(もちろん、これも楽しく)語られました。自分の思いや意志を通すことはもちろんですが、ときにはデザインのアイデア探しの旅先をサイコロに託すなど、偶然に身を任せると決めたらそれも徹底して楽しむ、などのエピソードが興味深かったです。

後半は宇津木氏のキャリアについて語られました。家庭環境や、国内外で学ばれた経験、初期のご活躍など、スムーズにキャリアを積み重ねられたようで、さまざまなトラブルや反発もおありであったようです。それが頂点に達して、ひところデザインの仕事から遠く離れた生活を送ってみたものの、どうにも満たされず、ふと編み物をしてみたらぽろぽろと涙があふれ、自分の本当にやりたいことが洋服づくりだと再認識された、というお話が心に残りました。挫折や失敗から仕事や自分自身について考え学ぶことは、そのひとにとってより深い経験となるのでしょう。

平間氏、宇津木氏とも、授業アンケートでの感想を見るかぎり、学生の心に残るセッションとして好評であったようです。おふたりとも、講演の前後には興味を持つ学生に親しく懇談いただき、この点もよかったと思っています。今後もこのような企画に取り組みたいと考えています。


提供:上野山達哉准教授










写真は、講演会における宇津木氏の様子です。