2011年8月8日月曜日

「震災ボランティア活動の体験」

菅井  さゆり(真田哲也ゼミ生)


 ・仙台の避難所で

私は仙台市災害ボランティアセンターに登録し、仙台市若林区で約3週間ボランティア活動に参加しました。私が主に行ったのは避難所の運営の手伝いでした。トイレや廊下の掃除、支援物資の仕分けや運搬、炊き出しの手伝い、汚れた写真やハガキを洗うなど内容は様々です。避難所によっては避難している高齢者のマッサージや話し相手、子供の遊び相手などもあり、接し方に悩む時もありました。全てを津波に流されてしまった方にかける言葉が見つからなかったからです。


提供:沼田大輔准教授
















写真は、2011年5月に福島大学経済経営学類棟内に学内の放射線量マップが掲示されている様子です。



・目立たない縁の下の活動

老人ホームの泥かきもしました。スコップで泥や瓦礫を掬い、台車で運ぶという作業の繰り返しで重労働でしたが、その分、津波の被害について身を持って感じることになりました。この光景が沿岸部にずっと続いていると思うと気が遠くなりました。また作業着などを扱う企業にも派遣されました。石巻や塩釜の店舗で、被害にあった作業着をクリーニングし、復興のために頑張っている大工さんたちに安く提供するそうで、その作業着の仕分けを行いました。目立たなくても多くの企業が復興を支えていることを知りました。  
個人で支援をしている方のお手伝いもしました。関東の友人に下着を募ったらたくさん送られてきたそうでその仕分けを行いました。送っていただいた下着の包装紙には「あなたが無事でよかった。ずっと見守っています。」というメッセージとキットカットが付けられていました。温かい気遣いと優しさに感動しました。

・尊敬すべき人々との出会い

私はボランティアを通して「一期一会」を実感しました。仕事の休みを使って来ている看護師さん、東京から手伝いに来てくれた方、同世代の東北大や名古屋大の学生、個人で支援を続ける方など毎日が尊敬する人との出会いでした。

同じ区に住みながら何も失わなかった私の近所と沿岸部を比べて苦しくなることもありましたが地元の役に立てたことは嬉しく思います。被害の甚大さを実際に見ているので「復興」という言葉を安く使いたくないですが、人を想う気持ちとそれを実行に移す人がいる限り、必ず被災地は元気を取り戻すと信じています。

提供:沼田大輔准教授










写真は、2011年7月に福島大学構内でおこなわれている側溝清掃作業の様子です。