2011年6月14日火曜日

平間 至氏講演会「仕事が人を成長させる」が開催されました

上野山 達哉(准教授)

去る5月19日、写真家の平間至氏をお招きして講演会が開催されました。本学類の必修科目「キャリアモデル学習」では、本学(類)卒業生を中心として各回講師をお招きし、仕事の内容や仕事生活(キャリア)についてお話していただいてきました。本年度は、その基軸も大事にしつつも、より将来について広く考え、新しいことにチャレンジして欲しいという思いから、第一線で活躍するクリエイターを中心に、新たにお招きするべく昨年末から準備をしてきました。平間氏の招聘はその第一弾となりました。

講義の前半は、平間氏の作風のキャリアを通じた変遷が、DVD上映などで視覚的にも示されながら、わかりやすく語られました。初期の仕事における挫折感や、「師のスタイルから離れようとすればするほどやはり師に似てしまう」などという悩みは、受講生にとっても今後、何らかの創造的な仕事に就くことがあれば、近いうちに経験することになるでしょう。(一見)動的な作風から静的な作風へ、さらには内省的なものへ、大きな変化を遂げつつも、仕事経験が上積みされながら、やはり平間氏の写真表現としての一貫性が追求されているのだと、講義を聴いていて上野山も感じました。

後半は主要な受講者層である学生の年代で、どのような心構えでなにをやっておくべきか、について語られました。「夢中になるきっかけはシンプルな欲求でよい」「リスクをおそれない、結果をすぐに求めない」「馬鹿なこともやる」などといったメッセージは、他の講師の先生方からはなかなかないものかもしれませんが、やはり若いひとへだからこそ、響いてほしいと上野山も考えます。自分はほんとうはなにがしたいのか、より深く問うきっかけにしてほしいと思います。

同様の趣旨から、7/21にはファッションデザイナーの宇津木えり氏をお招きする予定です。詳細についてはあらためて本ブログでご案内するつもりです。

平間至氏(撮影:上野山達哉准教授)