2011年1月24日月曜日

著作紹介:『あすの地域論 : 「自治と人権の地域づくり」のために』

図書館報『書燈 』 No.42 (2009.4/1発行) 転載記事


学内教員著作寄贈図書

『あすの地域論 : 「自治と人権の地域づくり」のために』
八朔社 2008.10
清水修二、小山良太、下平尾勲編


『あすの地域論』は、長年、地域研究を行ってきた本学教員が学類を超えて結集し、「地域」を学ぶ初学者向けに作成した教科書である。現在、「地域」が抱える問題を総合的に把握するとともに、地域自立の道を探るため政策、振興主体のあり方を具体的な事例を交えて解説している。多くの地域では、従来のような中央主導・外部依存の地域経営を脱却して、地域住民・地域産業との連携のもとに地域政策を自主・自立的に提案し、地域活性化に取り組んでいく必要がある。

地域の主体的対応による地域づくり、地域の自立的運営は可能なのか。本書では、まず第Ⅰ部において、地域政策の歴史とグローバル化が進む現段階的到達点を明らかにした上で、農業・農村問題、商業・市街地問題、工業と立地問題という地域・産業別の分析を行っている。第Ⅱ部では地域づくりの方法と担い手に関して、循環型社会論、内発的発展論、地域金融論、地域文化論、地方自治論、NPO 論など最新の理論研究を交え、先駆的な取り組みを検証することで地域自立化の道を提案している。