2010年8月18日水曜日

第20回飯塚毅賞受賞者の紹介:宮島真波さん

飯塚賞とは、本学類の前身である福島高等商業学校をご卒業後、TKC全国会会長などを歴任され、中央大学から1988年に法学博士称号を贈られた記念として信陵同窓会に多額の寄付をされた飯塚毅氏の栄誉を永く記念するもので、4年間の学生生活の集大成である卒業論文の中から優秀なものを執筆した学生を、毎年卒業祝賀会で、信陵同窓会から表彰して頂いています。2009年度(平成21年度)も、卒業祝賀会において、2名を飯塚賞受賞者として表彰して頂きました。飯塚賞の受賞者は、飯塚毅賞表彰委員会において、福島大学経済学会から厳選の上推薦された候補について、卒業論文だけでなく、人物において他の範となる学生かについても考慮して決定されています。

今日は、2009年度(平成21年度)の本学類の飯塚賞受賞者2名のうちの1名について、受賞者のあいさつ、受賞者の卒業論文の概要をご覧ください。



※同窓会報『信陵』No.77(2010.4/6発行)転載記事

宮島 真波さん 
論文
「ドイツの基礎自治体改革と地域構造」


近年、日本では平成の大合併と呼ばれる市町村合併が推進され、大規模自治体が形成されています。これにより多くの小規模町村が消滅してきましたが、日本とは対照的にドイツでは自治体合併が進行せず、未だに数多くの小規模自治体が存続しています。そこで、ドイツの人々が小規模自治体に居住し続ける根拠を、制度的な面からだけでなく自治体運営を背後で支える地域社会、特に農村社会の実情に注目し検討しました。その結果、歴史的背景を持つ兼業農業の安定的存続が、大規模自治体の形成が志向されずに小規模自治体が存続する一因となっていることがわかりました。

論文の作成にあたっては、ドイツ語の資料を参照するなど大変なことも沢山ありました。しかし、先生やゼミの同期生のアドバイスのおかげでなんとか論文を完成させることができました。そのようにして完成させた論文に対し、このような栄誉ある賞をいただけることを非常に光栄に思います。
以上
**************
なお、宮島さんは森良次先生のゼミの卒業生です。