2010年8月2日月曜日

第20回飯塚毅賞受賞者の紹介:齊藤晴行さん

飯塚賞とは、本学類の前身である福島高等商業学校をご卒業後、TKC全国会会長などを歴任され、中央大学から1988年に法学博士称号を贈られた記念として信陵同窓会に多額の寄付をされた飯塚毅氏の栄誉を永く記念するもので、4年間の学生生活の集大成である卒業論文の中から優秀なものを執筆した学生を、毎年卒業祝賀会で、信陵同窓会から表彰して頂いています。2009年度(平成21年度)も、卒業祝賀会において、2名を飯塚賞受賞者として表彰して頂きました。飯塚賞の受賞者は、飯塚毅賞表彰委員会において、福島大学経済学会から厳選の上推薦された候補について、卒業論文だけでなく、人物において他の範となる学生かについても考慮して決定されています。

今日は、2009年度(平成21年度)の本学類の飯塚賞受賞者2名のうちの1名について、受賞者のあいさつ、受賞者の卒業論文の概要をご覧ください。

※同窓会報『信陵』No.77(2010.4/6発行)転載記事

齊藤 晴行君 
論文
「CVMを用いた猪苗代湖の水質改善策の費用便益分析」

この度、名誉ある「飯塚賞」を受賞することができ、非常に光栄に思っております。

昨今、環境問題が深刻化しており、非常に懸念される状況となっています。環境問題が解決しない要因の一つとして、湖や森林などの環境財と呼ばれるものが市場価値を有していないことが挙げられます。

本稿では、環境経済学という分野の仮想評価法という手法を用いて、猪苗代湖の水質改善策の貨幣的価値を算出し、猪苗代湖の水質改善のために現在行われている政策の是非を検討しました。

その結果、猪苗代湖の水質改善策の便益は、政策を実施するのに必要な費用を上回っており、費用便益分析の観点から政策は有効であるという結果を得られました。

筆者自身、初めての実証分析であり分からないことばかりでしたが、担当教官である沼田大輔准教授や同学類の先生方の丁寧なご指導のおかげで、本稿を完成させることができました。この場を借りて、感謝の意を表したいと思います。
                                 
以上

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なお、齊藤さんは、2010年8月8日に開催される福島大学オープンキャンパス2010の「卒業生が語る経済経営学類の魅力」に、卒業生の1人として登場する予定です。


提供:写真部(経済経営学類棟 2010年5月)