2010年7月12日月曜日

専門演習紹介:小山良太ゼミ

※同窓会報『信陵』 No.77(2010.4/6発行) 転載記事

小山 良太(准教授)


経済経営学類の小山良太ゼミナールは2010年度で6年目を迎えます。この間、南会津町と福島市中心市街地を繋ぐ産直屋台「いなGO」の運営や福大まちづくり株式会社「マルシェ・F」の設立などを行なってきました。


これらの取り組みを通して2008年度より3年間、文部科学省の教育GP「産直屋台いなGO・街と農村を繋ぐ地域企業」が採択されました。これは、①地域の社会経済ニーズを地方国立大学の使命として受け止め、その実現を具体化する仕組みをつくり、②その地域経済振興戦略の策定過程において福島大学経済経営学類の経済・経営・会計の教育課程を融合させた教育方法を構築し、③実践的な教育の実現とそこへの学生参画を恒常化させる仕組みをつくることであり、地域社会に即応し、地域の産業や新たな経済システムの創造に寄与しうる人材を育成していくことにある、という取り組みです。

また、地域振興の人的要素でよく言われる課題は、「よそ者(知恵を持ち込む者)」、「わか者」、「ばか者(夢中になれる者)」をどのように取り込むかにあり、こうした人的要素を持つ地方国立大学の経済経営系の大学生は地域振興への参画が大きく期待されています。同時に、学生の地域振興への参画は、学問上では縦割りである経済・経営・会計教育を「現場において」融合させる絶好の教育機会であります。

ネットワーク型地域づくりは、農村振興と地方都市の中心市街地振興を結合させた取組(1次産業×2次産業×3次産業=6次産業化)であり、その中心に学生参画型「地域企業=起業」(福大まちづくり株式会社「マルシェ・F」)を位置づけ、学生に対しては参画・実践型教育を実施しています。「地域企業」を実践地域と学生が共同で運営することで、これまで個別・独立しがちだった多様な教育機会を、現場において融合させることができます。

小山ゼミナールでは、地域振興計画策定へ参画し、地域企業を立ち上げ、単に飲食店で料理を提供するだけではなく、メニュー作りに始まり、原価計算に基づく注文・仕入、調理・販売・接客、経理・税申告等、実社会に即した経営・会計全般にかかわる運営を行っています。

提供:写真部
















<コラム>**************************

写真は、経済経営学類棟の前にある満開の「ヤマボウシ」です。この樹は信陵同窓会韓国支部から寄贈されたものであることが、この樹の下にある白い柱に書かれています。菊池先生によると、「街路樹などに植えられている「ハナミズキ」は、この「ヤマボウシ」の親戚の園芸種で、ピンクのものもある」とのことです。(菊池先生 2010年6月4日 撮影) 

提供:菊池壯藏教授