2009年6月29日月曜日

福大まちづくり株式会社『Marhcé F』設立!~大学生によるネットワーク型地域づくりへの挑戦~

小山 良太(准教授)
GP研究員 朴・佐藤・高橋


私たちは今年度、文部科学省が実施している、「質の高い大学教育推進プログラム」(以下教育GP)の一環として、学生による地域企業を設立することになりました。教育GPとは、教育の質の向上につながる教育取組みの中から特に優れたものを選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国全体としての高等教育の質保証、国際競争力の強化に資することを目的としたものです。平成20年度は148件の取組みが選ばれ、私たちの地域企業もその取組みの一つです。

今回起業するのは、経済経営学類の小山良太准教授のゼミ学生らで、大学生ならではの視点から、都市部と農村部の地域間ネットワークづくりを目指します。


提供:小山良太准教授










1.目的

新会社の大きな目的は、

(1)地域資源を生かし、中心市街地と中山間市域を結ぶネットワーク型コミュニテービジネスを創設し、地域間の活性化を図ること。

(2)自分たちで起業することで、生きた勉強をすること。

です。

(1)は、現在多くの地方都市が抱える中心市街地の空洞化の問題、農村部が抱える高齢化や過疎化の問題を一体的に解決するために、ネットワーク型地域づくりに着目し、中心市街地と中山間地域を結ぶ取組みをします。

(2)は、学生が自分たちで会社設立・運営の手続きや、商品開発や企画、運営までを行うことによって、地域の中で生きた勉強をし、地域貢献に対して高い意識を持ってもらうことが目的です。

2.今後の事業計画

今後の事業計画としては、

(1)福島県内の諸地域(今年度は、特に伊南村、葛尾村)のコンサルティング。

(2)青空市(マルシェ)の企画。

(3)地域資源を生かした商品開発

などがあります。

(1)ではまず、葛尾村の地元の農産物を生かした商品開発や、葛尾村や伊南地区などの中山間地域と福島市の中心市街地を結ぶ、産直屋台の出店などの提案をしました。

(2)は、フランスなど、他の諸外国では一般的に公園や広場で行われている青空市を、福島市中心部で行うというものです。将来的には、福島県内各地の特産品や農作物を一か所に複数の店が集まって販売する青空市を、福島市の中心市街地で年間をとおして開催するという計画を企画します。今年度はその第一歩として、昨年まで福島市の屋台村で行っていた産直屋台いなGOを更に発展させ、伊南村の農作物に限らず、葛尾村などの複数の地域の農産物を販売する屋台を計画しています。

(3)では、各町村の地元特産物を生かした商品開発にチャレンジします。今年度は、福島市の蓬莱地区と地域間交流連携協力を結んだ葛尾村で、米粉を使った菓子やパンの商品開発に挑戦します。開発した商品は、葛尾村が蓬莱地区に出店しているアンテナショップや生協などで販売する予定です。この商品開発には、地元農産物を加工することによって、そこに付加価値をつけ、長期的には地域ブランド商品としていくことで、そこに雇用を創出し、他の地域から若者が移住しやすい環境をつくる第一歩としていくという狙いがあります。また、大学生が商品開発を行い、若者らしい新鮮なアイディアを提供することによって、現地の住民の方に地元の資源にもう一度目を向けてもらい、地域再生への意識を高めてもらう機会になればと思います。


提供:小山良太准教授