2009年3月24日火曜日

真田哲也ゼミ合宿体験:ゼミ合宿@仙台ジャズ・フェス

千葉 清香(国際地域経済・3年)


◎大学のゼミ、ゼミ合宿とは

今回の合宿は3年生のゼミ学習の成果発表ということで報告レポートの作成と、ゼミ幹事として合宿プランの企画運営をおこないました。

私のゼミではこの報告レポートの作成を目標に2年生の秋からゼミを進めます。

ゼミの内容は、(1)自分が興味を持てる分野を探すこと、それから(2)興味のある分野をより深く文献で調べること、そして(3)合宿で報告するために調べた結果をまとめることです。

報告を作るまでには何冊も本を読みます。普段だったら手に取らないような専門書を読むことは自分の興味関心のある分野であればあるほど面白いです。私はアメリカの政治経済についての報告を書きましたが、普段のニュースだけでは取り上げられない裏側を、本で知るたびにそうなっていたのか! と感嘆していました。

自分が知りたいことを一年がかりで調べて、まとめた結果を合宿で報告するのですが、読んできた本はたくさんあるのに自分の頭がその知識を整理しきれず、何度も何度も紙に構想を書いてはワードを打ち、先生に提出しては修正をするという作業を繰り返しました。途中何度か挫折しかけましたが、先生のアドバイス、合宿発表を経験した先輩の励まし、後輩の楽しみにしていますという声に答えたいという気持ちを支えに報告レポートを書き上げました。

◎プレッシャーと、達成感

合宿当日、わたしの報告は最初、緊張して声が上ずり聞き苦しかったろうなと思います。緊張を振り切れたのは、何度も打ったからレポートを見なくても話せるだろう、と顔を上げた時、訳がわからなくて寝ていたらどうしようと心配していた二年生が全員、かわるがわる顔あげてこっち見ていたことに気づいたときでした。一年間の成果なんだからもっと自信を持とうと腹を括り、できるだけイメージしやすいようジェスチャーを交えて発表していたら、そのジェスチャーに対して笑い声まで上がり、これはいけるかもしれないと自信も復活。それでも、自分の報告に穴があるのはわかっていたし、説明不備もあったけれど、やり終えた瞬間の達成感は、これが勉強なんだなぁ、と痛感しました。 

◎イベントの下準備と、達成感

合宿では学習成果の発表以外にもうひとつイベントを加えることが私のゼミでは通例になっています。私は、自分の地元仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバルをそのイベントとして設定しました。これは、仙台の街中に50近いステージを設定し、そこでいろいろなバンドがジャズやポップス、中にはアイルランド民謡などさまざまな種類の音楽を演奏、それを無料で聴くことができるイベントです。フェスティバルが開催されている二日間、仙台の街中はさまざまな音楽にあふれます。ただ、街の中をぶらぶらと歩くだけで生の演奏が聞こえてくる機会はそうそうありません。高いチケットを買わずにいろいろな音楽の生演奏を聴ける機会を後輩、そして先輩や先生にも経験して欲しくてこの企画を計画しました。

また、ゼミ幹事として大人数のホテルの予約や合宿報告のための会議室のレンタル、往復切符の手配は初めておこなうもので、実際に会議室を見に行ったり、電話で問い合わせをする作業は報告レポートとは別の意味で緊張し、ためになりました。合宿途中、終盤でこのホテルはよかった、とかこのイベントは面白いという言葉を聞くたびに、企画を喜んでもらえたことが嬉しかったし、達成感を感じました。

◎大学入学を目指すみなさんへ

大学という環境はいろんなことができる場です。ここで紹介したように勉強に力を入れることもできるし、以前とは比べ物にならない自由な時間を遊ぶことに割り当てることだってできます。 ゼミに参加せず、卒論を書かずに卒業することが可能な大学も増えていますが、それはその片鱗を経験した私からすればとてももったいないことだと思います。

今回合宿のために用意したレポートは一生捨てられないし、これが私の一年間の結果です、と他人に見せられるものを作ることができたと思っています。一人で作業している瞬間は辛いけれど、本気になって勉強して、結果を形に残せる経験を体験できたことはわたしにとっては終わってみればとても幸せな体験でした。