2009年3月12日木曜日

映画「ナクバ」:パレスチナ人を襲った惨事を知ってほしい

藤田 朋美(真田哲也ゼミ生)

映画「ナクバ」3月18日-20日(福島フォーラム)

私達真田ゼミは2年生6人が中心となって、「NAKBA」というパレスチナ問題のドキュメンタリー映画の上映を企画・運営しています。この映画は、フォト・ジャーナリストの広河隆一氏が、40年にも渡って現地のユダヤ人・パレスチナ人や街の状況を撮ったものです。1948年にイスラエルが建国されたことを、パレスチナ人は「NAKBA(大惨事)」と呼びます。この1948年の「NAKBA」が起きてから、パレスチナに住んでいた人々がどのような目に遭っているのかということが、この映画に収められています。



なぜ、私達がこの映画の上映に踏み切ったのかという経緯を説明します。12月に仙台での「NAKBA」の上映会をゼミで観に行くことになり、事前に知識を付けるためにパレスチナ問題を勉強し始めました。その中で、今まで名前は聞いたことはあっても詳しくは知らなかったパレスチナ問題の深刻さが分かってきました。実際に映画を見た後、「こんなにもひどいことが60年前から今も続いているのにも関わらず、自分達はそれさえ認識していなかった。」と、非常にショックを受けました。映像から受ける衝撃は、文章よりもダイレクトに伝わってきます。そこで私達は、全国、特に東北での上映が少ない中で、もっと多くの人にこのパレスチナ問題を知って欲しい、関心を持って欲しいという願いから、福島フォーラムさんの協力を得て、福島での上映に至りました。

福島での上映決定後、12月末にイスラエルによる大規模なガザ空爆が始まりました。これは、1948年にイスラエルが建国されてから今もずっと続くイスラエルのパレスチナ侵攻の一環であると、私たちは捉えています。過去のイスラエルからパレスチナへの攻撃は、「パレスチナの暴力によるもの」が理由で行われ、イスラエルによるパレスチナの封鎖(アフリカのアパルトヘイトと同じようなもの)を行い、パレスチナの土地を獲得してきました。今回のガザ空爆も、ガザからのロケット弾攻撃阻止のためという理由で行われ、今後も隔離壁の建設などでさらに封鎖が行われるかもしれません。マスコミは「報復合戦」、または「パレスチナの攻撃に対してのイスラエルの反撃」と報道していますが、そもそもなぜ、パレスチナが暴力(しかもイスラエルよりは規模が小さい)を行うのかということに焦点が当てられていません。したがって、メディアの情報を得る私達はそれに関する認識も薄いため、深刻で複雑な状況にあるパレスチナの人々のことを想像できないのでしょう。

この映画には、「パレスチナ人とイスラエル人がなぜ闘うのか」という、メディアが報じないパレスチナ問題の根本的な部分が含まれています。この映画を見ることが、メディアのそのような情報を得るだけでなく疑問を持って自ら調べるなど、パレスチナ問題に対して関心を持つきっかけになればと私達は願っています!

「NAKBA」の上映日は3月18日〜20日。上映場所は福島フォーラムです。

 ぜひ、多くの人に見ていただきたいと思っています。よろしくお願いします!!