2009年2月13日金曜日

会計専門職大学院受験体験記:高校から考えてきた自分の進路と進学

佐藤 智之(企業経営専攻4年)


はじめに

始めに私の簡単な自己紹介をいたします。出身高校は宮城県の大河原商業高校です。高校時代はバスケットボール部に所属し、毎日練習に明け暮れていました。その私がいかにして大学に入学し、入学後の進路を決めたのかを紹介したいと思います。私の歩んだ道筋が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。


高校時代は進路に関してどう思っていたのか

1.いつ頃から進学を決めたのか
私が大学進学を決めたのは、高校2年の半ば頃です。当初の私は、高校を卒業したら働こうと思っていたのですが、当時は就職氷河期とも言われるくらい求人数が少なく、これは大学に進むしかないと思ったのがきっかけです。

さらに、簿記会計が好きだった私は、日々の勉強の蓄積を生かした職に就きたいという強い希望がありました。そこで目指そうと決めたのが公認会計士でした。数ある試験の中でも超難関な試験であるため、大学に入ってから挑戦しようという意気込みでいました。

2.どのような勉強をしたのか
商業高校生が国立大学に入るためには、2つのルートがあります。一つは推薦入学で、もう一つは、専門高校生向けの一般受験枠です。私はまず推薦入試に挑戦しましたが、残念ながら合格できず、センター試験を受けての一般受験をすることにしました。

一般受験をする際に、センター試験で簿記会計と他に一科目を受験しておかなければなりません。私は、大学に入ってから最も必要だと思われる英語を独学で勉強して受験することにしました。

商業高校の英語は中学生の英語に毛が生えたようなレベルです。(商業高校の英語の先生方、ごめんなさい)これを普通高校生レベルにもっていくために本当に苦労しました。今思い返せば、ひたすら単語と文法に向き合う日々が続き、効率が悪かったように思います。結果、ひたすら勉強した英語で6割も取れず、センター試験当日になって急に受験した現代社会で8割くらいの点数を取ることになってしまいました。(英語を受験するな、という意味ではありません!!効率的な勉強方法を研究してから取り掛かったほうがいいよということです!!

※英語を受験しようと思っている人にお勧めの参考書
  • 英文法のトリセツ じっくり基礎編・とことん攻略編・中学レベル完結編 アルク
  • 速読英単語 必修編 Z会 (高得点を狙うならDUO3.0 アイピーシーも!)
  • 総合英語Forest 桐原書店



大学進学後の方向性

1.入学当初はどのような視野を持っていたのか
上記の通り、大学に入学してから公認会計士の資格を取りたいとおもっていました。しかし、高校時代に続けていたバスケットボールを辞めることができず、大学に入ってからも1年ほど続けてしまいました。(今となっては悪いことだと思っていませんよ!)

そして、本格的に勉強をしようと思い直したとき、福島には公認会計士の大手専門学校がない事に気付きました。(あっても金銭面の理由で入学は困難でしたが…)

そこで、大学中は独学でも何とか頑張れそうな税理士試験の簿記論・財務諸表論を取得することを目標に頑張りました。当初のビジョンとしては、大学在学中に2科目を取得し、就職しながら他の3科目を取得してまずは税理士になろうと考えていました。

簿記会計においては、そこそこの蓄積があった(日商簿記1級レベルくらい)ため、本気でやればできるはずだと思っていたのですが、独学での勉強ではまったく歯が立たず、壁にぶち当たってしまいました…。

2.転換期
そんな最中、大学3年生の時に、ある講義中において「公認会計士を育成するために敷設された大学院がある」ということを紹介されました。独学で公認会計士を目指すことが困難であり、さらに、働きながら資格を取得できる可能性は極めて少ないことを指摘されていた私にとって、非常に有難い話でした。

早速その大学院について調べると、入試科目は2科目で、会計学とTOEIC試験(英語の試験)であること、その大学院を卒業すると、公認会計士試験の一部科目が免除になることが判明しました。
※この大学院を卒業すると公認会計士試験は短答式試験と論文式試験の2段階に分かれており、そのうち短答式試験の3/4が免除されます(2008年10月17日現在)

私はこの大学院に入学することに決め、先日合格が発表されました。来年の4月からは東北大学会計専門職大学院の学生になる予定です。


総括と教訓

今まで私がたどってきた道を簡単にまとめると、商業高校に入学 → 就職より進学を選択→ 福島大学に入学 → 1年くらいは進路関係以外のことに没頭 →税理士試験の取得を目指す → 挫折 → 会計専門職大学院の存在を知る → 入学に向けて猛勉強 → 合格(現在)、となります。

ここからわかることは、決して一本道だけではなかったということ、何かになりたいという強い希望があれば何かしらの道は開けてくるということです。

大学生になると、ほとんどのことは自分で決めて自分で努力しなければなりません。将来の自分を決めるのは大学の名前などではなく、大学時代に何かに打ち込んでいる自分なのです。大学生になることで、自分と向き合える時間がたくさん増える分、自分を磨く時間もたくさんできます。

その意味では、商業高校生は是非とも福島大学入学を考えてみてほしいと思います。福島大学の経済経営学類には、商業高校出身の学生が多く、その人たちは高校時代の姿勢が大学生活にも現れるため、周りから高い評価・信頼を得ているほどです。努力家の皆さんなら、大学に入学することで必ず自分を向上させることができるはずです。自分の将来の可能性をさらに広げるチャンスになることと思います。


おわりに

いろいろ長々と書きましたが、今まで示してきた私の進路が皆さんの参考になれば幸いです。決してお手本になるような経験ばかりではありませんが、皆さんの将来を考える上での材料にはなるのではないかと思います。

私の拙い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!